- 美濃窯業株式会社
- 代表取締役 社長
美濃窯業は、1918年に創立して以来、「セラミックスを源流に、独自・多様な技術を磨き、社会に貢献することで、一味違う強い特徴を持つ、質の高い企業グループを目指す」ことを経営の基本として、耐火物・陶磁器を祖業に、セラミックス製造設備、機能性床・道路舗装材料、そしてニューセラミックス分野に事業を展開してまいりました。
それぞれの分野では、ニッチなマーケットで高品質な特徴を持つ製品、技術を提供すべく努力をしてまいりました。創立100周年をようやく迎えたばかりの段階で、次の100年のことを展望することは、あまりにも手に余ります。それは、今までの100年間に比較して、これからの100年の社会、経済、技術などあらゆる環境の変化は、格段に速く、大きいということが容易に想像されるからです。
現在最も注目されている先端技術の根幹はAI(人工知能)であり、この技術の進歩は人類の労働観をはじめとした生き方を根本的に変えていくだろうと言われています。しかしながら、人と人との関係で成り立つ社会が無くなるわけではなく、この「人と人」「人と技術(テクノロジー)」の間に、引き続き解決すべき課題が多くあり続けるものと思います。
新しいテクノロジーの発展に伴い、テクノロジーと人との間で存在、発生する新たな問題解決の必要性がより高まる中で、テクノロジーと人間の能力の融合を究め、人による、人を大切にする経営・仕事を追究することも重要です。これらの視点から、セラミックスに関連する新たなニーズを掴み、新技術、新用途ならびに新市場開発と開拓を積極的に進め、さらには全く新しい分野への挑戦も視野に、人でなければできない仕事に商機と勝機を見出してゆかなければならないと考えております。
そして、何よりも社会のニーズに合った高品質、高性能な製品・技術を提供し続けることで、次の100年後にも生き残るべく、さらに強靭な、発展できる企業にしてゆきたいと考えております。
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